富裕層アンケートを公開!実際の投資額や使い道とは?

Feb 20 2018

個人年収が1,000万円以上の方を対象にアンケートを実施!

 

  2017年12月、LENOVI編集部では富裕層の方を対象にアンケートを実施しました。

 

 富裕層が投資に求めているものや考え方、時代や市況によって変わる資産運用の方法、お金の使い方、ライフスタイルなどが明らかとなり、大変興味深い結果となりました。今回は各アンケートの結果概要を大公開いたします!

(詳細分析を踏まえた結果発表を続々公開していきますのでどうぞご期待ください!!)

 

アンケート回答者の属性を大発表

 

 今回は非常にハイクラスの回答者にご協力をお願いし、年収3500万円以上、資産総額10億円以上の方が多数含まれております。アンケート回答者の属性は以下の通りです。

 

回答者の個人年収

1. 1000万~1500万円未満 20.0%
2. 1500万円~2000万円未満 20.0%
3. 2000万円~2500万円未満 20.0%
4. 2500万円~3000万円未満 20.0%
5. 3000万円以上 20.0%

 

回答者の資産総額

1. 1000万円未満 9.6%
2. 1000万円~2500万円未満 8.4%
3. 2500万円~5000万円未満 15.2%
4. 5000万円~7500万円未満 13.4%
5. 7500万円~1億円未満 15.2%
6. 1億円~5億円未満
24.2%
7. 5億円~10億円未満
5.2%
8. 10億円以上
8.8%

 

  

回答者の職業 

 

  

ハイリスク?ローリスク? 富裕層の投資・資産運用方法

 

主な投資目的

 

 投資や資産運用の目的は、「資産を増やす」、「万が一に備える」、「将来のための資金作り」などとさまざまです。

 

 今回のアンケートで主な投資目的を調べると、「安定収入」を目的とする方が全体の半数にも満たない44.2%、「キャピタルゲイン(値上がり益)期待」という方が全体の36.6%と少なく、キャピタルゲインとは違う投資効果を望んでいる方が多いという印象を受けます。

 

 一方で、「資産保全」を目的とする方が23.4%、つまり、約5人に1人という意外な結果も出ています。

 

【Q.投資をするときの主な投資目的は何ですか。(複数回答)】

1位:安定収入 44.2%
2位:キャピタルゲイン(値上がり益)期待 36.6%
3位:投資をしない 27.0%

 

資産運用の相談先

 

 資産運用の主な相談先を調べたところ、「誰にも相談しない・する人がいない」という結果が半数以上に上りました。

 

 2位以下の結果に大差はありませんが、投資や資産運用に精通した「証券会社の担当者」が10.2%、信頼できる「親・兄弟・友人・知人」が8.6%となっています。この結果から、やはりお金に関することはなかなか人に相談しづらいと感じている方が多いことが分かります。

 

からこそ投資の失敗も多いといえるのかもしれません。では、資産運用の際に相談するとしたら、誰に相談すべきなのでしょうか?

 

【Q.資産運用を相談するとしたら、主に誰に相談しますか。】

1位:誰にも相談しない・する人がいない 59.6%
2位:証券会社担当者 10.2%
3位:親・兄弟・友人・知人 8.6%

 

資産形成の方法

 

 アンケート回答者の約半数が金融資産額5,000万円以上であるのに対し、現在保有している資産を主に「収入からの貯蓄」で形成したという方が全体の約8割を占めているのは意外な結果です。倹約家の方が多いと言えるでしょう。

 

 では、資産総額別に資産形成の方法を見た場合、どのような結果になるか気になるところです。

 

【Q.現在保有の資産は主にどのようにして資産形成しましたか。】

1位:収入からの貯蓄 75.8%
2位:上場株式投資 9.4%
3位:相続 5.4%

 

今流行り?の仮想通貨。富裕層は投資しているのか?

 

 仮想通貨は2017年12月26日現在1,300種類以上あると言われています。今回のアンケートでは、「仮想通貨には投資していない」という回答が92.9%と圧倒的に多い結果となりました。

 

 この結果から、仮想通貨における現在の熱狂ぶりはごく一部の投資家によるものであることがうかがい知れます。一方で、仮想通貨「ビットコイン」購入者の多くを占めるのが日本の個人投資家であることも報じられています。

 

【Q.仮想通貨に投資していますか。また銘柄は何ですか。】

1位:仮想通貨に投資していない 92.9%
2位:ビットコイン 5.5%
3位:ビットコインキャッシュ・モナコイン・NEM 0.8%

 

富裕層のお金の使い方

 

富裕層が最も多く所持している時計メーカーは○○○!

 

 

 バブル期にはステータスを表すひとつのアイテムとなっていた時計の所有状況を調べてみました。その結果、時計所有者のまさに4割以上が「ロレックス」を所持しており、その人気の高さを物語っています。

 

 また一方で、スマートフォンやウェアラブル端末の普及による影響か、「時計を所持していない」方が全体の約3割を占めるという意外な結果も出ています。他、オメガ、タグホイヤー、ブルガリ、カルティエ、グランドセイコーなどの高級時計も所持率が高い結果となり、富裕層の集まり、といった印象でした。

 

【Q.あなたが所有している時計のブランドを教えてください。(複数回答)】

1位:ROLEX(ロレックス) 39.8%
2位:時計を所有していない 26.6%
3位:OMEGA(オメガ) 20.4%

(「その他」回答を除く)

>>>>>「富裕層の時計」についての詳細はこちら!

 

車は「国産」or「外国産」?  富裕層に人気メーカーはあの車種!

 

 富裕層の方が所持する車種は、国産車種である「トヨタ」が30.4%で最も多い結果となりました(レクサスは含まれません)。レクサス以外にも、クラウン、アルファード、センチュリー、ランドクルーザーなど多種多様な高級車をそろえており、この結果は予想通りです。

 

 次に多いのが「車を所持していない」との回答で、全体の15%を占めます。この結果から、車を所持する方の35%以上の方が「トヨタ」の車を所持していることが分かります。一方、「トヨタ」以外の車種を所持している方は全体の78%を超えますが、車種別に見ると所持率11%を超える車種は一つもありません。

 

 では、ほかの回答者は、どの車種を選んでいるのでしょうか?ベンツ?BMW?最近はアウディも国内ブランディング・マーケティングに成功した例としてメディアを賑わせています。

 

【Q.あなたが所持している車のメーカーを教えてください。(複数回答)】

1位:トヨタ 30.4%
2位:車を所持していない 15.0%
3位:BMW 10.8%

(「その他」回答を除く)

>>>>>「富裕層の所有車」についての詳細はこちら!

 

話題のふるさと納税! 富裕層の気になる寄付額は?

 

 さまざまな返礼品や税金控除などが魅力的な「ふるさと納税」ですが、アンケート結果によると、今年は「寄付をしなかった」方が全体の55%を占め、「寄付をした方」とほぼ半々の割合になっています。

 

 寄付の額は、「1万円~50万円未満」の寄付をした方が全体の29%です。一方で、「50万円以上」寄付している方の割合が15.8%と意外に多い点も注目したいポイントです。

 

【Q.今年ふるさと納税で自治体に寄付をしましたか。寄付をした方は、今年のふるさと納税で寄付した総額を教えてください。】

1位:寄付しなかった 55.0%
2位:50万円以上 15.8%
3位:10万円~20万円未満 8.8%

 

お金以上に価値がある?富裕層の価値観

 

 お金の使い道はさまざまですが、そのなかでお金をかけても気にしないものとして「旅行」を選んだ方は52%、「趣味・娯楽」を選んだ方は43%と非常に高い割合を占めます。これは、単に癒しや楽しさだけでなく、学びやつながりといったさまざまな要素を満たすことができるという点に、多くの方が価値を見出しているからではないでしょうか。

 

【Q.お金をかけても気にしないものは何ですか。(複数回答)】

1位:旅行 52.0%
2位:趣味/娯楽 43.0%
3位:飲食 38.8%

 

 反対に、お金をかけたくないものの1位は34.8%の方が選んだ「美容/ファッション」となっています。近年、大手百貨店が次々と閉鎖されているという事実も、ファッションへの関心の薄れが少なからず影響しているのではないでしょうか。また、お金をかけたくないものの3位に、27%の割合で「投資(株式、不動産など全般)」が選択されているという意外な結果も出ています。

 

今後は富裕層アンケートの詳細をご紹介予定!

 

 

 今回は、富裕層の方を対象に投資や資産運用、時計、車、お金の使い道などについてアンケート調査を行いました。ここではアンケートの一部をご紹介しましたが、そこから富裕層の思考を垣間見ることができたのではないでしょうか? 今後、詳細分析を踏まえた各アンケートのより詳しい結果や回答者のコメントをご紹介する予定です。どうぞご期待ください!

 

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