インターナショナルスクールで国際感覚を醸成

インターナショナルスクールのホントのところを探ります

　
　2020年6月21日、台湾の蔡英文総統は「2030年バイリンガル国家計画」と銘打って、第二外国語としての英語教育システムを強化し、バイリンガル環境を整えることを発表しました。国際社会における英語の重要性はかねてより強調されていますが、台湾の施策は、多くの日本人英語教育者を驚かせたことでしょう。

　日本でも2020年より小学校での英語教育が義務化されるなど、英語教育に力を入れる動きは見られます。しかし、日本人にとって英語はいつでも悩みの種。

　そこで、親御さんの中にはいっそインターナショナルスクールに通わせたほうがいいのではないか、と思っている方も多いと思います。

そこで、今回は、インターナショナルスクールについて詳細をご紹介します。

 

インターナショナルスクールって何？

 

　「インターナショナルスクール」とは、一般的には主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設を総称している言葉ととらえられています。多くは、日本に駐在する外国人のために設けられた学校で、日本人についても、英語力などの基準を満たせば入学できる、としているものが多いようです。

　法令上、インターナショナルスクールを定義した特段の規定はなく、インターナショナルスクールの中には、学校教育法第1条に規定する学校として認められたものがありますが、多くは学校教育法第134条に規定する各種学校として認められているか、又は無認可のものも少なからず存在しています。

 

インターナショナルスクールへの入学って本当に必要？

　それでは、インターナショナルスクールに入学させて学習させることは本当に必要なのでしょうか？インターナショナルスクールの特徴をまとめてみましょう。

 

インターナショナルスクールのメリット

　
　インターナショナルスクールに入学させるメリットとして一番大きいのは、国際感覚が養われることです。

　国際感覚となんでしょうか？

　それは、人種、国籍の多様性を認識し、それを受け入れたうえで、広い視野に立ってものごとを考える力、と表現できるでしょう。子供のころからいろいろな国の子供と出会い、コミュニケーションをとって相互理解を深めることは、その後の人生にとっても大いに刺激になります。幅広い知識と情報を収集しダイナミックな夢や目標を抱く、ベースとしての経験が得られることは、インターナショナルスクールで学習する大きなメリットです。

 

インターナショナルスクールにはこんなデメリットも！

　一方で、英語学習のみを目標にしてインターナショナルスクールに入学させるのは考えものです。インターナショナルスクールは、英語を学習する場ではなく、英語を用いてコミュニケーションしながら学習し、経験を積んでいく場です。もちろん、入学時にチェックされますが、英語でコミュニケーションできることは当たり前という認識です。

　
　特に家では日本語でコミュニケーションをとっている子供に多いようですが、英語能力の向上が追い付かず学習が中途半端に終わってしまうケースもあります。

　また、日本語能力についても苦労する子供も少なからず散見され、日本語・英語どっちつかずの言語能力になってしまうと、その後の大学入試では、日本の大学、海外の大学、いずれにしても苦労する結果となります。

 

　また、インターナショナルスクールの中には、国際バカロレア認定校として海外の大学の事件資格が得られるところもありますが、日本の義務教育修了認定、あるいは「高卒」認定が得られるかはインターによって異なります。中には無認可のところもあるために、事前の情報収集は不可欠です。

 

インターナショナルスクールについてもっと知りたい！おすすめサイトはこちら

 

　インターナショナルスクールに入学させることは、子供の将来について大きな選択になります。
インターナショナルスクール、英語学習、留学についての情報が盛りだくさんのサイトとして有名なのが、以下のサイトです。

 

「There is no magic!　英語学習・海外留学コミュニティ」

 

　実際に下記のリンクでは、インターナショナルスクールを卒業した方が、詳細にインターナショナルスクールについて解説しています。

「インター経験ママが解説！インターナショナルスクールとは？学費や選び方も」
https://www.path-to-success.net/international-school

　

　子供をインターナショナルスクールへ入学させようと検討している方は是非こちらのサイトをのぞいてみてください。有益な情報があふれています。

 

　今後、国際感覚の醸成は教育現場の重要なテーマの一つになるでしょう。インターネットでは世界はすでにつながっています。インターナショナルスクールは、世界とのこころのつながりを生み出す環境が整備されていることは間違いありません。