【連載第5回】旅もファッション~太陽がいっぱいの巻~
こんにちは!
パーソナルスタイリスト協会代表理事の五十嵐かほるです。
例のごとく合間に仕事を挟みながら遅い夏休みを頂いていました。
旅行先は、南イタリア・アマルフィ。
いつか行きたいと夢に見ていたのが、ここアマルフィ海岸。
滞在していたポジターノはCM等でもよく使われる美しい断崖絶壁の入江に立ち並ぶ家々。
ポジターノ
既に行かれた方も多いかもしれませんが、ティレニア海に面するアマルフィ海岸は、ポジターノからスタートしてアマルフィ、ラヴェッロという3つの美しい街を中心にピンカーブの道とレモン畑、溶け合うような紺碧の海と空。
山の上に位置するラヴェッロの街
お庭も素晴らしいホテル カルーソのインフィニティプール
そして、先日正式に俳優業から引退したフランス人俳優のアラン・ドロン(82歳)の代表作「太陽がいっぱい」のラストシーン。
テラスのチェアに横になりながら「太陽がいっぱいで最高の気分だ」と極上のお酒を頼むと「リプリーさん、お電話ですよ」の声に立ち上がりニーノ・ロータのメロディと共に幕が閉じる・・・
「太陽がいっぱい」より
このシーンのロケ地がアマルフィと信じていたのですが(実は、そう遠くないナポリ湾のイスキア島で撮影されたらしく)あの美しいアラン・ドロンの青い瞳に映る真っ青な海と照りつける太陽の陽射し。
倒れそうになるくらい美しい景色にどこがロケ地だろうが、どうでもよくなりました(笑)!
この映画の原題「Plein soleil(太陽がいっぱい)」を英語名では「Purple noon(紫色の正午)」というのですって。
意味としては、the daylight noir(白昼の狂気?)を表す意訳のようですが。
美し過ぎる若かりし日のアラン・ドロンが甘いマスクに翳りを含んだ瞳の持ち主であることでまさに、はまり役の映画でしたね。
まだご覧でない方は是非!レンタルや配信サイトからご覧くださいませ。
アマルフィ海岸の旅行者は、90%がアメリカ人で彼らにとっては夢の高級リゾート地だとか。
そうか、私はアメリカ人だったのか(笑!)
ポジターノの陶器のお店
ポジターノへは、ローマから新幹線に乗ってナポリまで1時間10分。
途中停車駅がなく、快適な列車の旅でした。
ビジネスクラスとエグゼクティブクラス(ファーストクラス)があり、今回エグゼクティブクラスに乗ってみましたが日本の新幹線より車両が小さくて席数も少なく、ゆったり!
値段的には、日本のグランクラスより少し高いくらい。
でも、私は、旅程が変わることを考え列車の旅は、だいたいホテルのコンシェルジュに購入をお願いしてしまうため、最高値になっていますが、乗る時間帯や早期購入で割引率が上がるのですって。
ナポリからは、車での移動が約2時間。
アマルフィ海岸までは、アクセスがあまり良いとはいえませんがだからこそ、到着した時の絶景に心がとろけるのでしょう。
サレルノから船で移動する方も多いようですが駅から港へのポイントが離れているのとスーツケースを持って桟橋を移動するのは大変なので車での移動がオススメです。
但し、アマルフィ海岸のピンカーブ道路は狭くしかも大型観光バスが通るときは大渋滞!
ストレス発散なのか現地の運転手は、ほとんどがフルスピードで対向車とすれ違います。
出来るだけ、事前に優しい運転をリクエストすべし(笑)!
ここに来ることが最大の夢だったイルサンピエトロ ホテルのテラスにて
アマルフィは基本的に魚介類が中心で比較的にレベルの高いリストランテが多いと思います。
その中でも特におすすめがイルサンピエトロ ホテルのメインダイニング「San Pietro」とレ シラヌーセ ホテルの「La Sponda」リストランテ ラ スポンダ。
共にミシュランの星を持つ美味なる美しく素晴らしいレストランですが後者「ラ スポンダ」の方が、より繊細でクリエイティブ!
そして、ホールスタッフのプロフェッショナルな動き方が最高に気持ちの良いお店でした!
カプリ島にも高速船で日帰り旅行をしましたがNHK BS番組の「世界入りにくい居酒屋」で紹介していた「Verginiello」ヴェルジニエッロ。
前菜とレモンチェッロが最高です!
パスタ類は、少し塩味がきつい印象でしたがなんといっても窓から見下ろすマリナグランデが最高!!
カプリ島、そしてアマルフィ海岸の息をのむ景色は自分が本当に幸せだと実感できる素晴らしい時間をプレゼントしてくれます。
さてさて、ちょいワルオヤジ発祥の地・ナポリでは、さりげなくカラーパンツを着こなすおしゃれなオヤジ達を横目に、最高級テーラーにて今のスーツのトレンド情報も仕入れてきました。
先日、配信されたNIIKEI STYLEでの連載にもナポリについて触れています。
次回は、ナポリとローマのグルメ紀行をお伝えしたいと思います。Ciao!
連載中!NIKKEI STYLE men's fashion連載第4回記事配信中★
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NIKKEI STYLE men’s fashion
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是非、お読みくださいませ!
また、(社)パーソナルスタイリスト協会では確かな技術と資格を持つパーソナルスタイリストをご紹介しております。
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©(株)Style factory 五十嵐かほる
(著者)
五十嵐かほる
株式会社スタイルファクトリー 代表取締役
株式会社社パーソナルスタイリスト養成アカデミー 校長
一般社団法人パーソナルスタイリスト協会 代表理事
ファッションプロデューサー
(お問い合わせ)
株式会社イーアライアンス
MAIL:info@e-alliance.co.jp
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