車は「国産」or「外国産」? 富裕層に人気メーカーはあの企業!
今回LENOVI編集部では、「富裕層が所有する車」について様々な角度からアンケートを実施しました。
結果をもとに、年収別、保有資産別、職業別など様々な切り口で分析を加えおります。さて、それぞれのレイヤーごと、あるいは職業によって傾向はみられるでしょうか?アンケート結果の詳細を大公開します!!
INDEX
富裕層限定でも「トヨタ」強し!
所有車の車種
【Q.あなたが所有している車のメーカーを教えてください(いくつでも)。】
※一人2台以上所有する回答者がいるため、合計は100%にならない。
単位:(%)
全体の台数から見た車種の割合
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日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の発表データによると、2017年累計での新車販売登録車(乗用車)合計の「トヨタ」シェアは47.3%と圧倒的ですが、こと富裕層に限定しても30.4%の人が所有しているということで不動の人気を誇ります。
クラウン、ランドクルーザー、アルファードなど多様な車種で高価格帯のラインナップを持っていることが強みでしょう。
もっとも他の国産車の所有者の割合は統計データとそれほど変わらない(前述の統計データでは「ホンダ」13.0%、「日産」11.7%、「マツダ」5.3%)ことを考えると、やや他社メーカーや外国産車に流れているという印象を受けます。
全体の所有台数から算出した外国産車合計の比率が29.5%という結果は多いでしょうか?少ないでしょうか?もっと多いという感覚もあるかもしれません。
年収別で見る所有車
さて、年収別という角度から見ていくとどうでしょうか?所有車種に意外なラインが見えてきます。
【年収別所有車種】
※車を所有していると回答した年収1000~1500万円の回答者のうち8.0%がベンツを所有していると回答
単位:(%)
国産車では顕著な傾向はみられませんが、外国産車は年収層によって所有数に傾向が見られます。
各年収層に人気なのは「BMW」。定番の3シリーズ、5シリーズのほか、ハッチバックのエントリーモデルも人気のようです。
一方その他の外国産車をみると、「ポルシェ」は年収1,500万以上、「メルセデスベンツ」は年収2,000万以上の所有率が明らかに高くなっており、ステータス性を感じている人が多いようです。
「アウディ」は年収1,500万以上の層で所有率が高いですが、年収3,000万以上になると所有率は0%の結果。これは特定の層をターゲットにしたマーケティングが功を奏した結果でしょう。
「フェラーリ」や「ランボルギーニ」といった1台2,000万以上するような車に関しては、年収3,000万以上の富裕層に偏っています。いつかはフェラーリを持ってみたい!そう思う読者は、まずは年収3000万円以上を目指しましょう!
所有台数の傾向
車の所有台数は、予想通り年収が高い人のほうが所有台数も高くなっていますが、年収3,000万以上の富裕層では、途端に「車を所持していない」と答えた人が25.0%にもなります。
これは、所有車を資産管理法人で所有し、減価償却を多くとって法人税を繰り延べることにより節税対策をしている方が多いからでしょうか?!
資産総額が多い人が選ぶ車
メーカー別で見るとそれほど顕著な差はありませんが、資産総額が多い人ほど、外国産車を所有している割合が高く、資産総額が1億円以上の人では40~50%の人が外国産車を所有しているとの回答が得られました。これは予想通りでしょう。
超高級車を所有している人の職業は?
【職業別所有車種・一部】
※超高級車
フェラーリ、ランボルギーニ、ロールスロイス、マイバッハ、ベントレー、アストンマーティン
職業別に所有している車を見ると、「ランボルギーニ」や「ベントレー」といった超高級車は、会社経営者や自営業者に集中していました。医者は回答者数が多いにもかかわらず、所有している人はほとんどいないという結果です。
「メルセデスベンツ」を所有している人の職業は会社経営者が19.0%と、ほかの職業に比べると圧倒的に多い所有率です。次いで医者や自営業者の所有率が高くなっていますが、ただ単に年収が高いことが理由だけではなく、データだけではうかがい知れない人気の秘密があるのかもしれません。
表には示しておりませんが、それぞれの職業別の台数から、国産車と外国産車の割合をみると、会社経営者は外国産車寄り(国産車:外国産車=66%:43%)、医者は国産車寄り(国産車:外国産車=76%:32%)という傾向があったことも興味深いところです。
こだわりや車選びの基準をピックアップ
富裕層に聞いた「所有している車のこだわり」や「車を選ぶ際の決め手」をしては、
―「キャンプに使える」
―「荷物がたくさん載る」
―「子育て世代に使いやすい構造」
という定番の回答から、意外に多かったのが「安全性」という回答です。やはり富裕層には責任ある地位についている方が多いことから、故障の少なさ、エアバック(衝突安全性能)、防弾ガラス(!)など安全に関する点に注目するのはうなずけます。
そのほか、「メタリックブルーの特注色」、「マットシルバー特注塗装」、「光の加減で見え方が変化するブラック色」、「カシミールゴールド」、「スポーツ色を強調すべく、内外装にオプションのカーボンパーツを多用した。」などの回答にみられるように、ボディーカラーへのこだわりは永遠といえるでしょう。
やはりこだわりの見える所有車!年収や職業との相関が浮き彫りに
アンケートの結果やデータから見ると、国産車である「トヨタ」の人気は明確です。
外国産車の所有率は、富裕層のみからの回答ということを考えるとやや少ない印象であったかもしれません。今後富裕層に人気の出る車種は定番のレクサスかメルセデスベンツか?はたまた次世代燃料のハイブリッドカーか?皆様のコメントをお待ちしております!