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富裕層が最も多く所有している時計のブランドを大公開!

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 今回は、LENOVI編集部が企画・実施した「富裕層の思考回路 富裕層アンケート実施結果」「富裕層が所有する時計」について、その詳細を公開します。

 

 時計を選ぶ基準はファッションか、ステータスか、それとも機能か。年収層によって違いはみられるのか?さて、まずは数ある高級時計のブランドのほんの一部ですがそれぞれの位置づけをおさらいしてみましょう。

 

 

高級時計の分類マップ

 

 

 大きく分けて、ジュエリーをちりばめてエレガントさを強調したもの、ビジネスにもフィットするシャープでオーソドックスなもの、スポーティー・ファッショナブルなものに分けられ、それぞれにエントリークラス、ミドルクラス、ハイクラスとラインナップをそろえています。

 

 ロレックス、オメガ、タグ・ホイヤーは王道ですが、中心価格帯に微妙なずれがあり、オメガ、タグ・ホイヤーは比較的価格ラインナップが豊富、ロレックスは100万円~200万円が中心価格帯といえるでしょう。

 

 ハイクラス時計の中心となっているのは、やはり、パテック・フィリップ、ウブロ、オーデマピゲ、フランクミュラー。個性的で気品を感じさせるデザインとその存在感は他社と一線を画します。

 

富裕層の3割はロレックス!しかし「その他」「所持しない」も多い

 

【Q.あなたが所持している時計のブランドを教えてください。(いくつでも)】

                            単位:(%)

 

  富裕層が所有している時計のブランドをリサーチしたところ、やはり「ロレックス」の所有率が29.8%と最も高いことが分かりました。

 

 「その他」を除くと、次いで20.4%の「オメガ」となり、この辺は予想通りといったところでしょう。しかし、時計は装飾品の中でも存在感が強く個性が表れるからか、分散する傾向にあります。

 

 また、「時計を所有していない」という方も意外と多い結果です。時計にこだわりが強い人と、全く興味のない人がはっきり分かれていることが分かります。

 

 「時計を所有していない」と答えた人の割合を年収別に集計したところ、年収1,000~1,500万円と年収3,000万円以上が約35%と同じくらいの割合です。

 

 年収1,000~1,500万円では若年層が多く、スマートフォンやウェアラブル端末で代用する人が多いと考えられます。

 

 年収3,000万円以上の人は、時間に追われることがあまりなく時計を必要としている人が少ないのかもしれません。時計の所有率から、富裕層のライフスタイルが垣間見えます。

 

 「その他」を選んだ人のなかには「カシオ」や「セイコー」、「シチズン」といった国産の時計が多く見られ、正確さ、故障の少なさといった機能面とコストパフォーマンスから購入する時計を考える方は国産に頼る傾向があるようです。

 

職業とブランドの関係性

 

 会社経営者は、高級時計の定番である「グランドセイコー」や「ロレックス」、「オメガ」を所有している人が多く見られます。

 

 やはりスーツによく合うシンプルなデザインが個性を主張しすぎるわけでもなくかつエレガントさ・誠実さを演出するところが人気の秘密でしょう。

 

 一方医者に限ってみるとは「カシオ」や「シチズン」といった実用性の高さを重視した国産の時計か、「ガガミラノ」や「ルイモネ」など飛びぬけて個性的なものに分かれる傾向です。

 

 これは、医療現場だと手術や触診など時計を身に着ける習慣がない方も多いということが大きく影響している可能性があります。

 

職業と所有本数

 

 一人当たりの所有している本数は、会社経営者が最も多い2.31本、次いで会社役員が1.64本、自営業者が1.55本でした。そのほかの職業は1.5本を下回っており、会社経営者と明らかに差が見られます。

 

 職業柄、ビジネス用とプライベート用の時計を使い分けてON・OFFの切り替えをしている方も多くいらっしゃるでしょう。

 

年収2,500万円を超えると時計にかける金額が変化

 

【Q.あなたが購入した時計の最高額を教えてください。】

                             単位:(%)

 

 全体の結果だけで見ると、「100万円未満」が圧倒的に多いですが、100万円以上の時計を買ったことがある方が30%もいる、というのはやはりいろいろな意見があっても時計にはこだわりを持ちたい、という富裕層の方が多いという結果でしょう。

 

 もっとも年収を関連付けて分析してみると、年収2,500万円を境に高額の時計を買った経験のある方の数が跳ね上がります。

 

 100万円以上の時計を買ったことのある人は10ポイント以上増加し36.4%、さらに、3,000万円以上になると44.4%の人が100万円以上の時計を買ったことがあると回答しています。

 

 1,000万円以上の超高額時計を所有する方は年収2,000万円からちらほら現れます。中には飛びぬけて高い5,000万円以上のものを所有する超富裕層の方もおられました。ここまでくると、ゴッホやピカソの絵画のような芸術品を所有する感覚かもしれません。

 

 あるいは相続税の節税でしょうか‥‥⁈

 

トップクラスの時計ブランドか、実用性を兼ね備えたもの

 

 年代や年収によって、所有する時計のブランド人気に大きな差が見られないということは、やはり少し背伸びしてもこだわりの一本が欲しい、という思いの表れでしょう。

 

 時計ブランドの代名詞とも言える「ロレックス」は、年代や年収、職業に関わらず不動の人気。硬すぎずファッショナブルなデザインであることと、ロレックスを所有することのステータス、市場で値下がりしにくい点も、評価を得ている一つのポイントと言えるでしょう。

 

 現在ではウェアラブル端末の筆頭としてさまざまな時計ガジェットが販売されていますが、時計に求めるものは、機能性のみにあらず。どの時代にも通用する歴史ある時計はこれからも富裕層を魅了することでしょう。

 

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