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手軽に始められる投資型クラウドファンディング

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クラウドファンディングの一つである「投資型クラウドファンディング」は、初心者でも比較的始めやすい投資です。魅力的なメリットがあり、リスク回避もしやすい点では、資産を増やしていきたいと考えている方は知っておいて損はない投資方法の一つです。

 

投資型クラウドファンディングとは

「投資型クラウドファンディング」はクラウドファンディングの一つで、金銭のリターンが伴います。クラウドファンディングは、投資型のほかに、金銭的なリターンのない「寄付型」、権利や物品を購入し支援を行う「購入型」です。
投資型クラウドファンディングは、さらに「融資型」、「株式型」、「ファンド型」に分類されます。日本ではまだ認知度が低い投資方法ですが、決して難しくはありません。

 

基本的な仕組み

投資家は投資型クラウドファンディングの運営会社を通じて、お金が必要な企業や事業へ「お金を貸す」という形で投資を行います。運営会社が多くの投資家から少しずつ集めたお金をまとめて、企業や事業者などの借り手に貸し付けを行います。投資家は、借り手の返済の際に上乗せされた金利を毎月分配金として受け取る仕組みです。これは「融資型」の一例で、これ以外に投資型クラウドファンディングにはいくつかの投資方法があります。

 

投資型クラウドファンディングのメリット

手軽に始められる理由はメリットを見れば分かります。

・少額投資ができる
―最低1万円から投資できるため、まとまったお金がなくても始めることができます。
・投資したあとは、分配金が入るのを待つだけ
―市場や値動きを気にする必要がないため、資産運用に時間が取りにくいという方でも参加できます。
・高い収益が見込める
―銀行の定期預金が低金利状態のなか、投資型クラウドファンディングの利回りは5~10%です。効率的にお金を増やしていけるといえるでしょう。

 

デメリットを把握することでリスク回避

手軽に始められる一方でデメリットもありますが、デメリットを知るとリスク回避につながります。

・途中解約が難しい
―融資実行日と返済日があらかじめ決まっているため、投資先のファンド運用が終了するまで返金されません。そのため運用期間の短いものを選ぶことでリスクを少なくできます。「融資型」、「ファンド型」は運用期間が半年から2年程度と短く、ミドルリスクミドルリターンといえます。

・元本の保証がない
―投資先の企業倒産、事業失敗などトラブルが発生した場合、元本を損失してしまう可能性があります。担保付の投資案件を選ぶことも一つの手段です。

・人気案件への投資ができないケースがある
―利回りが高い、担保がついているといった安心して投資できる案件には、多くの投資家が殺到し、募集の締め切りがすぐ終わるということもあります。ハイリスクハイリターンの上級者向けといわれる「株式型」は、流動性の高い有価証券を扱い、投資金額が一人当たり50万円以下、かつ調達金額の合計が1億円以下と限定されているため、株式型の募集件数は減少しています。しかし、ベンチャーキャピタルが投資した企業に便乗して投資させるといった魅力的な商品設計にする試みも見られます。

 

リスクをうまく回避して効率の良い資産運用をする

少額投資ができることや、難しい運用は必要なく分配金が入るのを待つだけという手軽さは、投資初心者の方やまとまったお金がないという方でも、気軽に始めることができます。デメリットが見えればリスク回避も決して難しくはないと思います。将来的にも多くの資産を残していきたいと考えている方は、利回りの高さも魅力的な投資型クラウドファンディングに参加してみてはいかがでしょうか。