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有価証券の流通市場であるセカンダリーマーケット

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「セカンダリーマーケット」は資産運用を行う投資家にとって、重要な取引の場です。取引方法には、取引所取引と店頭取引があります。この2つの取引方法の違いやプライマリーマーケットについてもあわせて解説します。

 

投資家の資産運用において重要な市場

有価証券を取引する市場として、セカンダリーマーケットとプライマリーマーケットがあり、証券会社はこの2つの市場が上手に機能することで成立しています。

 

セカンダリーマーケット

二次市場とも呼ばれ、すでに発行されている出資証券(株式)や有価証券(債券)などを投資家間で取引する場所です。セカンダリーマーケットでの取引が盛んであれば、証券の保有者はいつでも市場価格で株式を売却することができます。セカンダリーマーケットは投資家同士でのやり取りになり、価格も投資家同士の間で決められることになります。

 

プライマリーマーケット

国や企業が新しく発行した有価証券を投資家が直接または仲介者を通じて購入する市場がプライマリーマーケットです。

※一次市場(発行市場)とも呼ばれています。

 

セカンドマーケットにおける2つの売買方法

有価証券が売買される方法として、以下の2つの売買方法があります。

 

取引所取引

証券取引所やPTS(私設取引システム)で行われる取引のことで、上場商品(株式、FX、EFT、REIT、国債など)を売買します。証券取引所は全国6ヶ所(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、ジャスダック)です。

 

店頭取引

別名「OTC(オーバー・ザ・カウンター)」とも言われ、取引所を通さずに、売り手と買い手が対等の立場で取引を行うことができます。公社債などの債券においては、ほとんどが店頭取引で売買されています。

 

IT技術の向上によって大きく利便化された取引

インターネットやIT技術の進展によって、取引の利便性が大きく向上しています。受発注が簡単にできるようになったため、小規模の投資から取引を始める投資家も増えてきています。自分のスタイルに合わせた取引ができる点が魅力の一つです。

 

自分に合った有価証券の取引をしよう

取引を行うマーケットを決めるのは個人の自由ですがマーケットによって扱う金融商品に特徴があり、リスクも異なります。投資を行うことは、金融界へと一歩足を踏み入れることでもあります。その基礎知識として、マーケットの種類についても理解を深めておくとよいと思います。