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低コストで投資家に人気のヴァンガードETFとは

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「ヴァンガードETF」は、低コストの投資商品として投資家に人気があります。ヴァンガードETFがどのような商品なのか知れば知るほど人気の秘密がわかります。なぜ低コストで提供できるのかも合わせてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ヴァンガードETFとは

ETFとは上場投資信託のことで、株式と同じように証券会社を通して取引できます。そのなかでも「ヴァンガードETF」は、世界最大級の運用会社で知られているザ・ヴァンガード・グループ・インクが運用するETFのブランド名のことを指します。

 

ヴァンガードETFのメリット

ヴァンガードETFが人気である一番の理由として、「低コスト」が挙げられます。一般的な投資信託と比べて、販売会社へ支払う手数料がないため、管理・運用費が安く、投資家に有利です。さらに、他社平均と比べても2~3倍は安いといわれています。
また、上場投資信託であるため、取引タイミングも自由です。ヴァンガード社のETFは豊富な銘柄があり、ご自身の投資方針に合わせて選べる点も有利でしょう。

 

デメリットと注意点

ヴァンガードETFを購入する際、売買手数料や為替手数料がかかります。米国の金融商品のため、米ドルでの売買になり日本円を換金しなければなりません。この手数料が高く設定されている場合もありますので注意しましょう。

 

ヴァンガードETFが低コストで運用できるわけ

ヴァンガードETFが低コストを実現できる理由は、会社構造やヴァンガードETFの運用構造にあります。二つの構造は投資家にとってもヴァンガード社にとってもメリットにつながっているといえるでしょう。

 

ヴァンガード社の構造

ヴァンガード社は一般的な投資信託とは異なり、ヴァンガードのファンドによって所有されています。投資家はファンドを通じて間接的に株主になりますが、ヴァンガード社は外部の株主に配当を支払う必要がないため、その分ファンドのコストを引き下げることができます。この会社構造により、投資家に多くの利益を還元できる仕組みです。

 

ヴァンガードETFの構造

通常、他社のETFはETFのみで運用していますが、ヴァンガードETFの構図は特許を取得しており、既存のインデックスファンドと合同運用を行っています。大きい規模でメリットが得られ、コスト効率に優れた安定した運用が実現できています。

 

低コストで安定した資産運用ができる

すでに低コストでの運用が可能となっているヴァンガードETFですが、定期的にコストの見直しがされています。運用残高が増えればコストはさらに引き下げられ、継続的にコストを抑える取り組みがされているところに魅力を感じている投資家が多いです。投資成功のポイントともいわれる「長期・分散・低コスト」を兼ね備えているといっても過言ではないでしょう。