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「マタイの法則」から学ぶ!現代社会で稼いでいく方法

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「マタイの法則」という言葉を聞いたことはありますか?これは「マタイ効果」とも呼ばれ、現代の格差社会を表しています。格差が生まれた背景や、その格差を埋めるために何を行えば良いのかを見ていきます。

 

マタイの法則とは

「マタイの法則」はマタイ効果とも呼ばれ、経済学で多く使われている言葉の一つです。これは、新約聖書の一節「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」(マタイ福音書13章12節)が由来となっています。ようするに、「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」ということです。貧富の格差が広がることを2000年も前に説いていたともいえます。

 

格差社会が生まれた時代背景

日本で農業といった第一次産業が中心だった時代や、農民がサラリーマンになった工業社会では、個人個人の大差はなかったといわれています。高度経済成長期のなかで、中流階級と呼ばれる家庭が増えていた時代には、経済成長によって所得が増えたり、それまで裕福な家庭にしかなかった「三種の神器」といった生活家電の普及が広がったりと、一時期に広がった格差も減少傾向にありました。その後、1990年代以降のバブル崩壊から、貧しくなることはあっても裕福になることが難しくなってきました。これは、社会が情報化社会になり、「情報格差」が生まれたことで徐々に貧富の差、いわゆる格差社会が広がったと考えられます。

 

自らが増長している格差

日本人の平均貯蓄額は1997年頃から少しずつ下降しています。1998年には中流崩壊が話題となり、一気に格差が広がりを見せた時代です。ここから、貯蓄額の分布も二極化し、その差は埋められないまま現在に至ります。
資産家は株式配当土地の賃借料、特許料といった不労所得でますます資産が増え、とくに株や不動産資産を持っていない人は、家や土地を借りるといった生活に必要なもののために、働いても貯蓄に回すことすらできないといった差が生まれています。

 

投資は格差を埋める一つの手段

所得があっても、税金や保険、不動産の賃料などで貯蓄もなかなか増やせないままですと、格差は広がるばかりです。その格差を埋めるための一つの方法として「投資」という手段もあります。
格差社会を生んだとされる情報化社会ですが、一方で情報を手に入れやすく投資を手軽に始められる時代にもなりました。まとまったお金がなくても投資ができるものや、利回りの良いものなど、さまざまな投資対象がある現代だからこそ、格差を埋めるための投資がしやすいと考えます。また、保有している株式や不動産などの資産の値上がりによる売買利益(キャピタルゲイン)を得ることで次の投資資金につながり、富が富を生むという流れを作れる可能性があります。

 

かしこい投資を行うことが富裕層になる秘訣

格差を埋めるためには、働いて得るお金だけでなく、それを元手に資産を増やしていくことも重要です。情報化社会の今だからこそ、投資はしやすいと考えます。これからの時代、格差を埋めるため、より豊かな生活を送るための投資は欠かせないといっても過言ではないでしょう。