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近年注目されているワード「FANG」とは

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投資家にとって注目すべき銘柄「FANG(ファング)」は、株価が景気を左右するのでは?とまでいわれており、世界中の投資家が動向に注目しています。 ここではFANGの詳しい解説から、そのほかに注目されている銘柄についてもご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

 

「FANG」とはどのような銘柄

「FANG(ファング)」とはハイテク株の銘柄で、2015年頃からアメリカの株式市場で使われるようになった造語です。米国株式市場に上場している大手IT企業4社である「Facebook(フェイスブック)」、「Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)」、「Netflix(ネットフリックス)」、「Google(グーグル)」の頭文字を合わせています。

 

世界的に影響力の大きい企業

「Facebook」はSNS、「Amazon」はネット通販、「Netflix」は動画配信、「Google」は検索エンジンやクラウドというように、IT技術の進歩に伴い現代社会の中心となった企業です。
FANGは、ビッグデータを駆使して人々が求めているサービスを導き出し、情報技術から斬新な製品を生み出しています。私たちの生活はもちろん、産業の構造を大きく変えつつあります。

 

「FANG」が注目される理由とは

FANGが注目される一番の理由は、4社とも2008年のリーマンショック以降、アメリカのテクノロジー分野をけん引してきた企業であり、米国株式市場を上昇に導いたからです。株式市場において、4社の株価が同時に下がると「景気悪化のサインでは?」と考える投資家も少なくありません。

 

「FANG」以外の注目されている造語

実はFANG以外にも注目されている造語がいくつかあります。「FANG」にほかの銘柄を加えた造語や「MANT(マント)」、最近になって新たに注目を集めている「CAAFANNG」などさまざまです。ここではいくつかご紹介しますので参考にしてください。

「MANT」
ビル・ゲイツが創業した「Microsoft(マイクロソフト)」、iPhoneやMacなどで知名度の高い「Apple(アップル)」、AIコンピューティングを提供する「Nvidia(エヌビディア)」、電気自動車の会社である「Tesra(テスラ)」の4社からなる銘柄。

「FANNG」
「FANG」に「Nvidia」を加えた呼称

「FAANG」
「FANG」に「Apple」を加えた呼称

「FAAMG」
「FAANG」から「Netflix」を外し、「Microsoft」を追加した呼称

「CAAFANNG」
ケーブルテレビや情報通信の大手企業である「Comcast(コムキャスト)」、「Amazon」、通信機器の半導体製品などを製造販売している「Avago (アバゴ・テクノロジー)」、「Facebook」、「Apple」、「Netflix」、「Nvidia」、「Google」の8社からなる銘柄。

 

株価の動向に注意し見極めることも大切

近年、米国株式市場に上場しているハイテク株やIT関連株から構成される銘柄は、世界中の投資家から注目されています。日本の投資家も例外ではなく、ハイテク株への投資を検討している、すでに投資を始めているという方も少なくありません。
株価の下落がニュースに取り上げられることもあるため、FANGすべての銘柄を買っておけば安心ということではなく、上昇している株を見極めることも必要です。

 

投資先の幅が広がり魅力的な資産運用ができる

「FANG」や「MANT」、「CAAFANNG」といったさまざまな投資先の幅が広がると、投資家にとっては魅力的な資産運用につながります。先見の明をもって投資する株を見極めることは簡単ではありませんが、このような大手企業の動向には常に注目し、資産運用に生かしていくことが大切です。