シードマネーとは? 事業立ち上げや起業する方は必見!
新たなビジネスや事業を立ち上げる、あるいは準備をするために必要な「シードマネー」。ここでは「シードマネーとは」についてご説明します。特に起業される方にとっては知っておかなければならない用語なのでぜひチェックしておきましょう。
シードマネーとは
「シードマネー」とは、新しいビジネスを始める際や準備段階で必要となる資本です。世間一般の馴染みある言葉だと「着手金」や「立ち上げ金」、「種銭」とも言われます。
起業してから事業を本格的に進めて軌道に乗せていくまで、大きく分けて5段階あります。初期段階であるシード期では、コンセプトやビジネスモデルはあるものの、「まだ法人化していない」、「具体的な製品やサービスとして形がない」といった段階のため、資金調達が難しいです。しかし、このシード期にもさまざまな資本を必要とします。例えば、人件費や会社設立費用など、準備段階で必要な資金は多いです。
シードマネーの調達方法は?
シードマネーを作るには、いくつかの方法があります。
別の事業を立ち上げ、ある程度成功させてから売却してシードマネーにする方法や、未公開ベンチャーのストックオプションで株式を持ち、上場した後に行使してまとまったお金を捻出するなどです。
このほか、自分が出せる資金で有限会社といった小規模の会社を設立し、軌道に乗せながら株式会社を目指していくといった起業家もいます。
まずは近しい人からのシードマネー
シードマネーの調達方法はいくつかありますが、「自分自身と創業メンバーの貯蓄を集める」、「親や親戚から借りる」、「友人・知人から投資をしてもらう」などは、シードマネーとして一番に考えやすく、現実的です。
自分の近しいところ以外では、「国民生活金融公庫」、いわゆる国金から借りる方法や起業コンテストに応募して賞金を得る、投資してもらうといった方法が挙げられます。
しかし、国金からの借入れには厳しい審査があり、企業コンテストでは事業内容が公になってしまうケースもありますので、ハードルも高いとも言えるでしょう。
投資家とのつながりを持つことで得るシードマネー
「エンジェル」と呼ばれるシードマネー段階での投資を頻繁に行う投資家がいます。
アメリカでは、エンジェルによって資金を得ることができた起業家が多く、起業促進効果にもつながっています。
まだ日本ではエンジェルは少なく、馴染みない言葉でもありますが、起業家と投資家を結びつける場もあるため、縁を求めてそのような場に出てみるのも一つの方法です。
シードマネーは起業家にとって必要不可欠
起業家にとってシードマネーは必要不可欠です。
「どのように調達するのか」を観点におき、その方法や調達方法を探してみましょう。
自己資金だけでは足りない不足した資金は、借入れや投資によって賄うこともできます。自分に合ったシードマネーの作り方を考えてみてください。